INVESTMENT不動産投資
昨今の経済状況の悪化により、わたしたちの老後を保障するはずの公的年金や企業年金、退職金、生命保険などが不確実なものになり、将来への不安はつのる一方です。だからこそ、自分自身はもちろん、大切な家族を守っていくための資産の運用が必要なのです。
不動産投資とは、不動産(宅地や建物)に対する投資で、具体的には主に不動産を購入し、それを他人に貸すことで家賃収入を得ることです。また、ローンを完済すればその後の家賃は全て「私的年金」となるので、不動産投資を「もうひとつの年金」として考える方が増えています。
生命保険会社などの商品でもある個人年金や財形年金、確定拠出年金がありますが、不動産投資は月々の負担も少なく保証の厚みがあり、ローン返済後は家賃収入が私的年金として得ることができます。
不動産投資で得た収入にも税金がかかります。申告の際、建物の減価償却費やローン金利、固定資産税など必要経費が認められているので、家賃収入か赤字部分を損益通算として給与所得や事業所得から差し引き申告することで、所得税や住民税の節税が可能になります。
現金は額面そのまま、有価証券は時価に対して評価されるため、課税額が高くなりますが、不動産は固定資産税評価や路線価等で評価するため、建物は概ね60~70%、土地は80%まで評価を下げることが可能になります。また、第三者に賃貸することで評価減となり相続税対策として非常に有効です。
投資用マンションをローンで購入すると、団体信用生命保険に加入することになります。万が一、ローン返済中に死亡したり、悪性新生物と診断されたガン、高度障害に陥った場合、団体信用生命保険が適用され、ローンの残債は保険から全て支払われます。残されたご家族には無借金のマンションが残り、毎月安定した家賃収入が得られます。
不動産投資の魅力は家賃収入という不労所得を毎月得られることにあります。賃料水準の変化が少なく数ある投資の中で同じように収入を得られるのは少なく、株式などの配当は半年に1回もしくは1年に1回、また昨今の預金は金利も低くほとんど利益が生まれず、長期的かつ安定的な不労所得を得られることは大きなメリットと言えます。
長期で資産運用を考える上で、必ず考慮しなければならないのがインフレです。インフレになると、物の価値が相対的に上がり、現金・預貯金の貨幣価値は目減りしてしまいます。しかしマンション経営があれば、物価が上がれば家賃も価値も上昇するため、時代に合った収入を得ることができます。